愛の流刑恥
北陸に来ている。トンネルを抜けると、まだまだ雪国の景色が残っていて、雪を頂いた山並みが神々しく迫ってくる。
夕方、旅館の前にある浜辺に人妻と散歩に出た。既に子供が二人もいる母親なのに、波打ち際で戯れるその横顔は少女のように輝いていた。
人妻は云う。
“女性が何の制約もなしにSEXを楽しめる機会なんて殆どないんですよ…”
男性に比べ、女性はまだまだ恋人や旦那の前で“貞淑な女”を演じなければならない場面は多いのだろう。こうして、旦那以外の男性と二人きりで旅に出た時こそ、その人妻の本音や欲望が見えるのかもしれない…