僕、専用。[Z-13]
明後日はご主人様の誕生日。メイドのAYAはプレゼントのマフラーを一生懸命編んでいた。渡す日を待ち遠しく思いながら、幾日も幾日も。毎夜疲れた体に鞭打って心を込めてマフラーを編む。明後日はご主人様の誕生日。それまでに完成させないと!ご主人様の喜ぶ顔を想像して自然と笑顔になるAYA。しかしマフラーを渡せる日が来ることは永遠になかった。なぜなら、マフラーは完成することがないから。ある事件で記憶蓄積回路が故障してしまったAYAはそうとは知らずに同じ1日を延々と繰り返していたのだ。夜中零時に電源が落ち、翌朝目覚めたときには昨日の記憶はない。AYAは今日も誕生日の前々日を過ごす。幸せいっぱいの気持ちで。これは醒める事の無いAYAの夢…。
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