北へと向かう寝台列車。都会の喧騒から逃れるように乗り込んだ男と女…。黄昏ゆく景色の中、情欲のうねりに押し流されるがまま淫らに乱れる二人…。プライベートな北海道旅行。夜行列車に揺られる男と女。二人きりの寝台個室で女は淋しく風景を見つめている。男が女の股間に手を伸ばす。軽く身を捩る女。男の指は下着越しに女の秘部をなぞる。男の愛撫に全身の力が抜け、吐息を漏らす女。やがて女の蜜液が下着を濡らしていく…。車窓のカーテンは大きく開かれている。誰かに見られるかも知れない…恥らいながらも、女は火照る身体を止めることができない。隣の個室に聞こえぬように押し殺した声で喘ぐ女。二人は列車よりも早く、快楽の極地へ辿り着こうとしていた…。