薄暗く寂れた町並み。そのくすんだ色彩の中に埋没するかのように存在している自動車整備工場。車のボンネットを開け修理をしている男の前を制服の少女が通り過ぎる。あたりの澱んだ空気を振り払うかのような白く透き通った肌の少女はこの世界に不釣合いな｢光｣を眩いばかりに放っている。男は修理の手を留め、その｢光｣に引き寄せられるかのように後を付ける。土手にすわり携帯でメールをしている少女をじっと見ている男。少女は立ち上がり歩き出す。｢光｣を自分のものにする為に男は行動を起こす。薄暗い高架下を歩く少女の背後から襲いかかる男。気絶した少女を近くの廃工場に引きずりこみ欲望の限りに犯す。穢された光は二度と煌めかない。